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≪行動変革研修と組織活性化コンサルティングのCAP総研≫ |
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■ 髭彰のコラム(3)
『マネジメント能力の前に人間力を高めよ』 |
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謙虚さと思いやりがマネジャーの最も大切な資質です。この資質を研くには、内省力と関係力を高める必要があります。それは、自分を変える試練を求めて、新しい自分を発見する旅に出ることから始ります。
■ 人間力は組織パフォーマンスを高める
人間力については種々の考え方がありますが、批判を恐れずに言うならば、『人間力とは、謙虚さと思いやりを持って、人に良い影響を与える力である』と言えるのではないでしょうか。換言すれば、謙虚さは自分の悪さを改める内省力であり、思いやりは利他の心を持って関係を築くことだと言えます。
人間力(影響力)=内省力×関係力
これは、企業の管理職に求められる最も大切な資質です。一般社員の時は、仕事をこなす能力によって評価されますが、管理職になると、人を動かす力(影響力)や問題解決力などで組織の成果を出すことによって評価されるようになります。
人を動かす力は、人の心を一つにすることです。下の者の意見を聴き入れ、自分の悪さを改めることができる上司の下で、部下は自分の責任を果そうとします。
また、問題解決力の根幹は人間関係に尽きると言えます。『問題解決が進まない要因の80%は人間関係が構築されていないことによる』(アルフレッド・アドラー)という言葉があるように、問題解決では関係力が大きな比重を占めています。
すなわち、人間力を高めれば、組織の一体感、達成責任を強めることができ、組織のパフォーマンスを高められるということになります。
■ マネジメント論を勉強しても人間力は高まらない
人間力(影響力)を高めるには、内省力と関係力を高めればいいのですが、それにはどうすればいいのでしょうか。
内省力を高めるには、周囲に自分の何がどのように影響しているのかを自覚する必要があります。そして、周りの成長や成果を妨げている自分の悪さを見つけて、それを改めれば良いのです。しかし、往々にして、性格的な面が要因となっている場合が多く、改めることを諦めてしまう場合も多いものです。
また、関係力を高めるには、相手の立場に立って考えたり、相手を深く理解するようにすれば良いのです。しかし、この場合でも自分の価値観や成功体験が邪魔をして、どうしても相手を受け留められないことが多いものです。
内省力や関係力は、言うまでもなく人間的なものです。上記のように、性格や価値観に依存するものですから、いくらマネジメントの方法論を学んだとしても身に付くものではありません。大きな失敗をしたり、辛い経験を耐え抜いたりすることで、価値観が変わるほどの体験をすれば変わるでしょうが、普通の管理職にとっては、難しいと思われます。自分に克つ、自分を捨てる、自己否定する、などを体験すると、人は人間的に大きく成長しますが、実践するのは容易ではありません。
■ 自分を変える試練が人間力を高める
マネジメントの方法論を否定するのではありませんが、現実に大きな影響力を発揮しているのは、やはり人間力ではないでしょうか。マネジメント論を学習することは無駄ではありませんが、同時に人間力を高める努力をすれば、学んだマネジメント論を、より有効に活かせるようになるでしょう。
前述のように、自分を変えるほどの試練を経験した人は、人間的に大きく成長するものですが、平常時においては、たやすく経験できるものではありません。
人間力を高めるには、自分を変える試練を求めて、新しい自分を発見する旅に出る必要があります。自分が組織に悪影響していることに気づき、自分を改めることにチャレンジする必要があるということです。
ところが、現実のマネジャーは目の前の問題対処に追われて、人間力について省みる機会を持てないでいます。たとえ気づいたとしても、いったいどのようにして自分を変えれば良いのか、答えが見つからないのではないでしょうか。
自分を変えることは、まったく違う人間になることではありません。自分の中に眠っている才能を呼び覚ますことです。それが新しい自分です。ですから、今の自分が使っている才能を止めてみると見えてきます。自分の強みを捨てる恐さを乗り越える挑戦ですから、大きな試練となるのです。この試練が新しい自分を見せてくれます。何度か経験すると、通常の自分と、新しい自分を使い分けることができるようになってきます。意思決定、対人行動などに幅が生まれます。
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